新緑の季節に思う。
2021/04/12
子供の成長と和菓子
新緑の季節に思う。
皆様こんにちは。
「松林軒豊嶋家 6代目ブログ」
にお寄りいただき、ありがとうございます!
甲府市では、すっかり桜も散り始め、新緑の季節に移り変っております。
私はこの季節が大好きです!!
緑という色は、心身共に癒やしてくれます。
緑という色は、季節によって変わります。
この季節の、青みがかった緑を見ると「新たな季節がやってきた!」と意気込んできます。
皆様も様々なスタートを切った季節ですね、苦労も不安なども、学びや気付きに変えて、楽しみましょう!!
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端午の節句に柏餅
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この季節の代表的な和菓子に
「柏餅」
がございます。
「柏餅」に使用される柏の葉は、
【新芽が出なければ古葉は落ちない】それが家系を絶やさないという縁起物と解釈されて、特に男児の節句に使われるようになったと言われております。
また五月五日は
「端午の節句」
と呼ばれますよね。
「端」は月の初めの意味。「午」は月の初めの午(うま)の日の意味です。
五(ご)と午(ご)が同じ読み方になるので、
月の初めの五の日を(初五)または(端午)というようになり、邪気を払う節日として、特に五月五日を(五午)や(重五)などといって重んじておりました。
その後、端午は五月に限られるようになったそうです。
また、木の葉で包む和菓子というのは、いくつもあります。
桜の葉や、笹の葉、椿の葉など。
それらは昔から生活と密着しており、食器のない時代の食器代わりに使用されてきました。
和菓子というものは、今現在すでに、時代の淘汰を乗り越えているのです。
私もそのことを再認識して、和菓子作りに取り組んで参ります。
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子供の成長を祝う和菓子
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「柏餅」からも分かるように、昔の人々は子供の成長を本当に喜び、祝ってきました。
それには和菓子というものが、深く関わっております。
・妊娠され、安定期に入ったことを祝い、無事 な出産を願う。
「腹帯餅」
・出産祝いで配る
「お赤飯」「鶴の子餅」
・1歳の誕生日を祝う
「一升餅」
そして「柏餅」や「桜餅」などの、お節句を祝うお菓子。すべて、子供の成長に寄り添っています。
成長を願い、喜ぶ。これは時代の変化には関係ありませんね。
この文化って、本当に素晴らしいなと思います。
私は田舎に住んでおりますが、御近所の皆さんやお客様にも、私の子供の成長を喜んでいただいております。田舎ならではでしょうか(笑)
また仕事柄、お客様のお子様のお名前をのし紙などに書き入れることがあります。
「名前」って、その時代の価値観や、願い、希望などが詰まっていると感じています。
私も親の立場になり、私なりに愛情を込めて、我が子に名前を付けました。
それならば、私の名前もきっとそういうことなのかなぁ〜と思えるようになりました。
皆様もこの陽気の良い季節に、ご自身のお名前を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
それでは皆様も良き一日を。
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